KISS / DOUBLE PLATINUM

2012年05月17日 01:50

kiss doubleplatinums-
2008
UICY-93660

KISS初のベスト盤。
リミックス・バージョンが含まれているので、そのまま「ベスト盤」と言い切るのは
ちと違うかも。

78年当時、大ブームになっていたKISS。
あまりに苛酷なレコーディングとツアーの日々から少し距離をおくための期間を
埋めるアルバムが必要だったということでしょう、このアルバムの製作・発売は。
しかし、ブームだけに、とりあえずざーっと聴いてみようかという人たちが増えた
→これは商機!
ということだったんじゃなかろうか、と思う。
この時点では、バンドがそう思ったというよりレコード会社がそう思いついた、と
いうことだと思うけど。

実際売れた。
日本でも大ブームになってた時期なので、このアルバムを買った人は多かったはず。
このアルバムに入ってる曲だけ知ってる、って人もけっこういたはず。

オリジナル版は2枚組だけど、今聴いてるSHM-CD版は1枚。
そこに20曲。
1曲が短いんだけどさ、20曲ってすごいな。お腹いっぱいだw

ジャケットはエンボス加工で、シルバー(画像だとグレーに見えちゃうけど)で
きらきらキレイ。
ちょっと乱暴に言ってしまうなら、私がこのアルバムで好きなのはアートワークだけ
・・・・言い過ぎかなぁ・・・・。

そう思っちゃうのは、アレコレを経て”のち”を知ったからかもしれないけど。
でも、発売当時も、「別バージョンが収録されてる」っていうから一生懸命お小遣いを
貯めて買ったはいいけど、出だしから「STRUTTER '78」(のアレンジ)が気に入らず
期待はずれというかなんというか・・・ちょっとがっかりした記憶があるなぁ。

その後、鬼のようにいいろんなバージョンのベスト盤が出て、それをいちいち購入し
地獄の商法にどっぷり頭のてっぺんまで嵌っているwという私だけれど、このアルバムが
その入り口だったのね、と思うと感慨深いものが・・・・

・・・いや、特にそれはないw

この時点で、バンドにはエースとピーターの脱退どころか、解散の危機すら生まれていて
この後は、悪夢のような(と敢えて言うけど)展開が待っていた・・・
ということは、まだ解らなかったんだけどね。

この後の3作品の記事を書くかどうかは、ただ今考え中。
うう〜む(==;)。。。悩むところだ。


KISS / ALIVE II

2012年05月16日 01:10

kiss alive2s-
2008
UICY-93658/9

スタジオアルバム3枚出してライヴアルバム発表
というサイクル第二弾といったところでしょうか、2枚組の「ALIVE II」。

77年夏のL.A.でのライヴを主に取り上げているけれど、”ライヴ風”に録音して
歓声をかぶせた曲も入っている。
そして、アナログで言えば2枚目のB面には、新曲が収録されているという変則的な
構成になっております。

ライヴのほうは、当時の「ザ・ベスト」という構成。
荒々しいというより”荒っぽい”(そこがいいんだけど)パワフルな「ALIVE!」と
比べると、KISSがバンドとして「大きくなってる感」満点です。
なんてんですかね、「ALIVE!」のときにはなかった
「ビッグネームになった自信や余裕」
そんなものが感じられるように思います。
もちろん、そこはKISSなので、洗練されて大人しくなってるなんてわけはなく
どこまでも「とりゃぁぁぁっ!」な勢いとエネルギーが炸裂してるんですが。
いいアルバムだと思う。
初期KISSの、ある意味「集大成」だと思う。

ただ、この裏ではバンドの軋みがだんだんと大きくなってきていました。
・・・と知るのは後のことですけどもね。

新曲部分、エースが弾いていません。
弾いてたのは、ボブ兄ちゃんことボブ・キューリック。
(ブルース・キューリックの実兄。紳士でいい人)
レコーディングに来なかったんですってさ。

いや、正確には、弾いてます。自作曲の「ROCKET RIDE」でだけ。
ていうか、「ROCKET RIDE」はエースひとりで演ってます。
・・・ってことを知るのも、のちのことですけども。

で、この「ROCKET RIDE」がめちゃくちゃかっこいいんだ。
曲もギターも、エースのヴォーカルも。
エースによるエースのためのエースの曲なんだな。
文字通り、エースらしい曲だ。
この曲は、いつ聴いても好きだわ。

「BETH」のチャート的な成功と、「ROCKET RIDE」の音楽的な成功が
ピーターとエースの”KISS離れ”を促したなら、なんて皮肉な・・・と思う。
アルコールとドラッグの問題もあるけれど、なによりそこなんじゃないか、と。

けど、それも、のちに考えたことでございます。
けっこう、のちに。

KISS / THE SECOND COMING

2012年05月15日 00:35

kiss the seconf comings-
1998
COBY-91002

アルバムではなく、DVD作品です。
95年のKISSコンベンションに端を発した、まさかのオリジナルメンバーによる
KISSリユニオン。

その前夜から、大成功を収めた1年半に及ぶリユニオン・ワールド・ツアーの模様を
余すところなくぎゅぎゅっと入れ込んだDVDでございます。
ちょっとした解説ブックレットもついてます。

「まさかの」と書いたけど、本当に「まさか」と思ったねぇ・・・
KISSは、混迷の70年代後半〜80年代前半を経て、バンドもサウンドも蘇って
92年の「REVENGE」で完全復活・・・どころか、新しい歴史を作り始めた矢先で
・・・ねぇ・・・。

nekometalは、このDVD、というか、リユニオンそのものに、なかなかこう・・・
いろいろな思いがありまして。

多分、70年代の大ブームのときだけを知っている人にとっては、諸手を挙げて
大歓迎だったのかもしれない。
でも、大ブームの終焉期とその後の混迷、そして、そこからの復活をずーっと
見てきた者にとっては、ううむ・・・・
ものすごく複雑だった、というのが正直なところ。

更に言えば、リユニオンの顛末を考えるにつけ、なかなかどうして、このDVDを
こんなこともあったねと穏やかに微笑んで観るってのは、ちょっと厳しかったり。

それでも、このDVDのなかのKISSは、みんな幸せそうだし楽しそうだ。
このツアーのショウのすべてに、KISSのパワーと力が溢れている。
そういう意味では、非常によいDVD。おススメの作品といえましょう。

バックステージの様子や、リハーサルの様子も見所でございますね。
そうそう、来日時に撮った日経エンタテインメントのCMも入ってます。
覚えてますか?このCM。
YouTubeで探してみたけど見つからない・・・探し方が悪いのか、あがってないのか。
それよりなにより、ポールが歌う「雷神」が聴けます。
ジーンの喉のコンディションが悪くて、”代打ポール”が登場したってところです。

と、盛りだくさんな内容で、買って損はないDVDでございますよ。




それだけに、いろんな場面でいろんなことを感じたり考えたりしてしまう
・・・めんどくせぇやつだよ>nekometal。



「これが一番カワイイだろw」 by ポール

2012年05月14日 02:05

12日土曜日のNHK特集、面白かったわ。
「追跡!世界キティ旋風のナゾ」
キティちゃんには全く興味のない私ですが、なんせ今年は
KISS KITTYがどどーんと発売っつーことで。

サンリオ側の「キティには口を描かない」というポリシーと
KISS側の「ジーンの舌がなければダメ」という主張のせめぎ合いがあったとか。
結局「これはキティの口(舌)を描いたわけじゃなく、キティが変身してる状態」
という、なんだか解るような解らないようなことでサンリオ側が納得(?)して
KISS KITTYのジーンキティには無事舌がついた、と。

イラストだとよく判らないけどね。
ジーンキティが口あけてるみたいに見える(見えちゃいかんのだろうけど)。
kiss kittys-

立体のぬいぐるみだと、舌だというのがちょっと判り易そうだ。
kiss kitty 2s-

どうであろうか。実際、かわいいんだろうか・・・。
ポールは「オレのが一番かわいいだろ」とサービスたっぷりに言ってたけど。
エリックも「オレのほうがいいだろ、オレ自体が猫だし」とか言ってたけど。
ジーンにいたっては「KISSはいつもキティが大好きだ」とまで言ってたけど。
みんな、ほんとかよw

ていうか、これ、キティファンのみなさんはどう思っているんだろう。
なんか・・・スイマセン。

多分、手に取ってみると思う。
きっと、買っちゃうと思う。
いいのか、私w

ちなみに、私の部屋には、その名も「PAUL STANLEY BEAR」ってのが「居ます」。
テディベアのポールバージョンってヤツです。
うちにあるぬいぐるみは、コレとジャビット君。
ここにプラス、キティちゃんか・・・。

なんたるカオスw



KISS / LOVE GUN

2012年05月12日 02:09

kiss love guns-
2008
UICY-93657

このアルバムで「地獄シリーズの邦題」が(いったん)終了。
LOVE GUN・・・・超シンプル&ストレート。かっこいい。
「地獄のラヴ・ガン」にしなかったのは、正しい判断であったといえましょう。
バンド名がそもそも超シンプル&ストレートだもんね、KISS。
いいわ。
こりすぎてなんかイタイ感じになっちゃうのはねぇ・・・かっこわるい。
そんなのやだわ。

このアルバムが製作された当時のKISSは、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いで
なにがかっこいいのかわからなくても「KISSがやってることがかっこいい」時代。
(私の中では、今もそれが続いているわけだがw)
もう、ノリノリである。

白塗りのオネエチャンたちを侍らすジャケットもかっこいいじゃないっすか。
この(LOVE GUNツアーの)ポールの衣装、好きなんだな〜。

「ROCK AND ROLL OVER」が大好きだけど、このアルバムもかなり好きだ。
ものすごく「かなり」。

オープニングは「愛の謀略(I STOLE YOUR LOVE)」。
この前奏のかっこいいこと。
「All right!」というポールのシャウトもまた悶絶するほどかっこいい。
今でも非常に好きな曲です。
ライヴ映えする曲でもある。

ジーンの「CHRISTINE SIXTEEN」も名曲。
ピアノも印象的。これ、のちにバンドでコピーしました。
なつかしい・・・。

エース、初のリードヴォーカル・デビュー「SHOCK ME」も名曲。
けだるいというか、やる気なさげというかw ほんと、エースらしい。
この曲は、かっちり歌っちゃいかんです。
エースのヴォーカルが正解です。

そして、日本へ来る機内でポールが書いたというタイトル曲「LOVE GUN」。
ポールが客席へ飛んでくる曲として御馴染み。
聴いたら一度で心を鷲掴みされるイントロと、エースの衝撃の(!?)ソロ。
これは傑作。
ロック史に残る曲であろうと思います。

ずっと後に日本の若い子たちのバンドが、まんま「使う」とは思わなかったわ。
アレ、なんだったんだろう。
最初に聴いたときは、あんまりにそのままだったんで大丈夫かと思ったけど
特に問題にならなかったのかな?
ジーン社長が知ったら黙ってなさそうだけどなw

アルバムの最後にはカバー曲「THEN SHE KISSED ME」が収録されている。
なんというかわいらしい選曲。
「ヤング・ミュージック・ショー」以降KISSのファンになったという女子には
この曲、非常にウケがよかったという記憶が蘇ってまいりました。ええ。

他にも、ポールお気に入りの「TOMORROW AND TONIGHT」
私お気に入りの「PLASTER CASTER」も、このアルバムに収録されております。

当時はイギリス発祥のパンクロックが盛り上がってきてたとこですが
どう聴いてもこっちのほうがはるかにかっこいいだろ、と私は思っていた。
それは当時も今も変わらない。

この頃のKISSは、すでにバンド関連商品をガンガン作ってガンガン売り出して
なんかコミック(メンバーの血液を混ぜたインクで印刷された)も作っちゃって
バンドの「商品価値」がぐんぐんと上がっていく一方だったこともあり
「怒れる貧しい若者のムーブメント」パンク好きのみなさんからは敵対視される
もっとも目立つ対象ともなっておりました。

KISS好きな私も、パンク好きなヒトから「商業主義の犬め!」みたいな
どこのドラマの台詞だよってことを言われたりして、ちょっと笑っちゃって
一層彼の怒りに火をつけてしまったことがある。

しかし、これは当時も今も同じなんだけど、私は、バンドが金儲けしようが
誇大広告をぶち上げようが、一向にかまわないと思っている。
ポイントは、そのバンドの音楽がかっこいいかどうか、その一点のみだ。
KISSはかっこいい。
それ以外のことは、まったくどうでもいいことだわ。
ていうか、それ以外のことがKISSの音楽とどう関係あるってんだ、だわ。

「自分の聴きたい音楽に、相応の対価を支払う」のは、
リスナーとして当然のこと。
創り手と受け手の、健全で当たり前の関係だ。

とやかく言われがちな、いわゆる”地獄のKISS商法”についても
「商品」があって、それが欲しければ、お金は出す。これまた当然。
それは、KISSの音楽の質とは全く無関係のことだ。
自明のことだわ。

と、つい熱くなっちまいましたがw
KISSは、音楽的になにかと”過小評価”されちゃいがちなんでね
ちょっと黙っていられねぇ、ってことで。ほほほ。


さて、寝る前にもう一度聴くとしましょう。
愉快な気分で眠れるように。




最近の記事です(・∀・)