
2008
DFCP-56-7
デビュー35周年KISSの
新録ベストです。
初回生産限定盤を買ったので、KISSOLOGY SPECIAL初来日の武道館ライヴの
DVDもついてるよ、という超お得な1枚(DVD合わせて2枚w)を手に入れました。
(KISSOLOGYは今現在はPAL版しかありません。日本盤は年明け?発売予定)
ジャケットかっこいいっす。
おまけのステッカーもかっこいい。
”クラウザーさんがライナーノーツ書いてる”というおフザケはぎりぎりセーフかな。
でもこれ以上はヤメレ。←けっこうマジ。
KISSのベスト盤なんて100種類出てるじゃねーか、という向きもありましょう。
確かに100種類出てる。嘘。
いや、あながち嘘とも言えない。ブート含めたら100種類じゃきかないかも?
というくらい「同じ曲」で何種類ものベスト盤や再発が繰り出されてるKISSですが
これは、現メンバー(ジーン・シモンンズ、ポール・スタンレー、トミー・セイヤー
そしてAVANTASIAでもおなじみエリック・シンガー)での
全曲新規レコーディング。
「KISS」が「スタジオに入って」録音したアルバムは、あの”地獄のリユニオン”w
「サイコ・サーカス」以来、10年ぶりです。
10年ですよ、10年。
10年、新しい音源なしでツアー廻ってるって・・・さすが地獄のライヴ・バンド。
その間「やめる」「やっぱやる」「やすむ」「やっぱやすまない」の日々を繰り返し
今年も欧州のフェスでは好評を博した地獄の4人組。
還暦にもそろそろ手が届こうかというジーン&ポールの両巨頭は、それでも
火を吹き血を吐き空を飛び続けて、CGではない花火を火柱を上げ続けている。
誰にも真似できないっすよ。
そして、
新録だっつのに、ほぼオリジナル・アレンジの(←完コピといってもいい!)
「みんなの知ってるKISS、変わらないKISS」としてアルバムを出してくる・・・
っていう、この態度はどうよ(笑)。
このシレっとした感じ、この壮大な開き直り、この突き抜けた”偉大なるマンネリ”
・・・やっぱりKISSだ。誰にも真似できないし、誰の追随も許さない。
ライナーは増田さん。
増田さんは、この”態度”を「
過剰なほどに潔い」を書いていらっしゃるけれど
その表現がぴったりなのかもしれないなー。
「”KISSのライヴが観たい”というファンに、俺たちは”KISS”のライヴを観せる」
という表明なんだろうと思う。
ジーン・シモンズもポール・スタンレーも、大多数のニーズ=”求められているKISS”
に応えるという決心を揺るがすことはないんだろうと思う。
嫁にそそのかされて明後日方向に去っていったリッチー・ブラックモアが、一時期
さかんに”そんな態度”のKISSを批判していたけれど、だからなんだってんだ、だわ。
KISSというバンドは、その形態も在り様も、非常に特殊だ。
ロック・バンドというカテゴリに括れない、なんか別なモノになったんだもん。
そして、それを造ってきた両巨頭が「KISSはコレでいく」と表明したんだから
外野がとやかく言ったところで、それは揺るぎませんでしょうよ。
ジーン・シモンズは、リアリティ・ショウやったりジャック・イル・ダークになったりお金儲けしたり
ポール・スタンレーは、なんか絵描いたりサラ・ブライトマンのアルバムに参加したり
そして二人ともそれぞれソロ・アルバムを創ったり、「表現」の方法は違うけれど
今現在も元気に現役だ。
そして、今の世の中では驚くほどのロック・スター然とした姿をみせてくれてる。
だから、この「新録」の「オリジナル完コピ」のベスト盤は、正解だ。これがKISSだよ、という答えなんでしょう。
完コピとはいえ、それでも今のKISSの音なわけで、そこ聴けないのはもったいない。
これは、いいアルバムです。←断言。
ドラムはオリジナルより100倍うまいです。←余談。
KISSのショウは、いわば世界遺産のようなもの。
一度は観ておかないと>みなさま。
噂だけど、年明けに来るんじゃね?ってな話もちらほら聞こえてくる今日この頃。
「KISSなんて」とおっしゃるお若い方、「むかーし聴いたことあるわー」という方
これを機会に、このアルバムを予習復習に、KISSが来日したらショウをご覧ください。
損はさせませんゼ(笑)。
といいつつ、名作「REVENGE」からの進化を聴きたい、
完全オリジナルの新アルバムを聴いてみたい、と未だにしつこく願う私。
そんな日はこないのかなぁ、と思ったりもする。
これは実に寂しい(苦笑)。