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「さえずり言語起源論」が腑に落ちる夜

2011年02月11日 03:10

理化学研究所の岡ノ谷一夫氏が唱える「さえずり言語起源論」が興味深い。

人類が言語を獲得するその元にあったのは小鳥のさえずりのような「歌」で
その音の流れを切り分けることでチャンク(単語)ができたのではないか
という説。

  ジュウシマツのような小鳥の「歌」は、求愛、つまり子孫を残すための武器。
  ジュウシマツのオスは、他人(他鳥?)より複雑な「歌」を歌うことで
  メスにアピールする。目立つために、歌うのだ。
  それ、すなわち「メスよ、ここにイケてるオスがいるぞ!」である。

  言われてみれば、ってことだけど、野生の世界で「目立つ」のは危険だ。
  メスに振り向いてもらうためだけど、天敵にも振り向いてもらっちゃうわけで。
  しかし「その危険を冒せる余裕(賢さや体力)のあるオレ」をアピール!
  オスのジュウシマツ、漢である。やるな。

人類のみが獲得し得た「意味と文法を持ち、具体的に事例を説明し、蓄積可能で
新たな表現をつくりだせる」言語の始まりが「歌」だったのでは、という仮説は
音楽を愛する私にとって
そして、カヴァのような"ザ・ヴォーカリスト"が大好きな私にとっては
非常に魅力的である。

  よく、HR/HMのアーティストが「オンナにモテたかったから」と、音楽を始めた
  きっかけを語るのを見聞きするにつけ、そういうのって露悪的な、あるいは
  それっぽく煙に巻く手段としての発言だとばかり思っていた。
  でも、ホントにあるのかも>「オンナにモテたかったから」。

小鳥の気持ちはわからないけれど、人類のオンナの端くれとしては、確かに思う
「歌う」オトコは、大層魅力的だ。
声で「歌う」オトコも
ギターやベースやキーボードやドラムで「歌う」オトコも。

You are all I want と言われても「ドラマの見すぎじゃね?」と思うけど
同じことを歌われたら、目はハート心臓はばくばく足は地を離れて空中浮遊だ。
(ま、相手によるけど。って、それはお互い様でありましょうとも、ええ。)

  ふざけてるのかと思うほどのメイクで
  捻挫も厭わぬ上げ底ブーツで
  目もくらむパイロと火柱と花火で
  耳を劈く大音量で
  「歌う」KISSは、もしかしたら、動物としての本能を体現してるのかもしれん。

  というのは、飛躍しすぎにしても、だ。

太古の昔、我々の祖先が言語を獲得するときに「歌っていた」のかも、とは
こうして「歌う」オトコたちに有無を言わせぬ説得力を感じる私には
ものすごく腑に落ちる説ではある。

「そーゆーこっちゃねーんだよ」
なのかもしれないけども。それは承知の上で。


「歌」から「ことば」が生まれ、その「ことば」で「歌」を語る・・・・・・
こうしてネットの片隅でぶつぶつぼそぼそやってる私も、貧弱で脆弱ではあるけど
それなりの言語文化を持って生きてるわけで、なんだか面白いな、と思う。



「さえずり言語起源論」については、
「言語はなぜ生まれたのか」(岡ノ谷一夫 文芸春秋社刊)をオススメ。
子供から大人まで楽しめます。
また、街角で売られているビッグ・イシュー160号もオススメ。
ジョニー・デップの表紙です。




コメント

  1. アンジェ | URL | -

    Re: 「さえずり言語起源論」が腑に落ちる夜

    知ってる知ってるこれ~~!
    以前、テレビで特集だったかやってて、とても興味深かったです。

    黒人は、普通にしゃべってるのに
    なぜかラップ調に聴こえてしまうのは私だけだろうかwww

  2. nekometal | URL | -

    ■アンジェさん

    面白い仮説ですよね~。
    なるほどふむふむと引き込まれる理論。
    マンモス追いながら、ハイトーンで、あるいはグロウルで
    歌ってたのかもと思うと、わくわくしますなw

    私は法事のたびに曹洞宗のお経はかっこいいなーと
    聴き惚れます。(←意味はわからないw←バチ当たり!)

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